Google Cloud Platformで公開している静的サイトをNetlifyに移行する 2021.06.22
背景
このブログとは別に、Google Cloud Platform(以下GCP)の勉強のためと、格安でサイトホスティングするためにhttps-portalというLet’s Encryptの自動更新を行ってくれるコンテナをGCPのCompute Engineに置いて使っていた。
悲しいことにほとんどアクセスがなく、f1-microで¥25/moぐらいで運用していた。
記録によると、VMインスタンス上でdocker-composeを動かしているようだが、デプロイサービスが充実し、面倒なSSL化も簡単にやってくれる現在では、あえて小難しい方法を使う必要もなくなった。
RequireJSやGruntなどを使っていた様子だが陳腐化しており、今後内容を変更することもないと思うので、簡単にHTMLをNetlifyに置いておくだけにしたい。
現状把握
- ドメインはGCPのCloud DNSを向いていて、そこからウェブとメールに振り分けている
- Cloud DNSのAレコードがdocker-composeが動いているインスタンスに向いている
手順
- Netlifyで“New site from Git”からGitHubに接続してサイトをデプロイする。サイトジェネレータを使っていた名残でHTMLファイル群が
build
にあるのでPublish Directoryをbuild
にした。 - 自動生成のURLで公開を確認できたので、Netlifyの管理画面でカスタムドメインを追加した。
- 元のドメイン管理サービスでCloud DNSに向いていたカスタムドメインをNetlifyに向ける。Netlifyのプライマリ、セカンダリのAレコードとメールサーバーのMXレコードを設定した。
- NetlifyでHTTPSを設定。ものの数分でいろいろ浸透した。
- GCPのインスタンスを停止。
- GCPのプロジェクトを削除。